介護実務者研修で得られるメリット

介護実務者研修とは、国家資格である介護福祉士になるために必要な研修で、主に社会福祉制度や認知症・障害の理解といった医療の知識から医療的ケアや介護等の技術を学ぶ研修のことを言います。
介護実務者研修を受けて将来のステップアップにつなげたい方のために、特にその中でも三つの最大メリットについて紹介していきます。

まず一つ目は、介護福祉士になるための受験資格を得られることです。平成28年度までは実務経験が3年以上あれば、介護福祉士の受験が可能となっていましたが、平成28年度より介護制度が変更し、実務者研修を修了していなければ介護福祉士の受験ができなくなりました。

二つ目のメリットは、介護実務者研修ではより専門的な介護技術や医学知識、医療制度等を学ぶことができます。その中でも「たん吸引」と「経管栄養」は非常に大切な医療的ケアであり、このケアを習得しているしていないでは待遇やキャリアの面で差が生じることがあります。介護実務者研修では、この医療的ケアをシミュレーターを用いて実技でしっかり学ぶことができます。

三つ目のメリットは、介護実務者研修を修了していれば、訪問介護のサービス提供責任者になることができます。サービス提供責任者はより高い専門知識が必要とされ、通常のヘルパーよりも待遇が大きく上がっていることが特徴です。

このように、何かとメリットの多い介護実務者研修。着実なキャリアップを図りたい方は、研修受講を考えてみることをお勧めします。
実務者研修の概要については、こちらのサイト「介護職員実務者研修について知ろう」に詳しく記述してあったので、併せてチェックしてみるといいでしょう。